世の中を分かりやすい色にする

伊賀は眼の網膜にS錐体とM錐体の2種を持つP型(1型2色覚)という色の見え方をする人類です。人類で最も多いのはS、M、L錐体を持つC型(一般色覚・眼科学会では正常色覚)です。他にも3腫持つPa型(1型3色覚)やD型(2型2色覚)Da型(2型3色覚)といった色覚型があります。

なぜいろんな色の見え方をするの?

ほとんどの脊椎動物は4〜5種類の錐体を持っています。ところが哺乳類のほとんどは2種類です。人類は進化の結果様々な色の見え方をする多様な色覚型集団として現れました。その分布は男女そして人種・生活地域によって異なっています。眼科ではC型以外の色覚型を「色覚異常」としていますが、病気ではありません。互いに見分けやすい色が異なっているだけなのです。

困ることは?

色覚のことがきちんと知られてないこと
一番困るのはこれでしょうね。日本ではかつては過剰な就職・進学差別がありました。こうした過去の問題もあるのでしょうか、また誰もが違ってて良いという社会風潮が弱い土壌もあるのでしょうか。日本社会では色弱の人に対する誤解や無理解があるのでは無いかと思えます。

色の名前
たとえば、色の名前というのは同じ色を感じる人たちの間主観性言語です。違う色を感じる人との間では使えない物ですが、少数派の色覚の人たちに対して「それは何色?」「何色に光っていますか?」などと尋ねることがよくあります。

配色が悪い
情報伝達に色を使う場合、少なくともC、P、Dの色覚型の人たちに対応した配色にしなければなりません。しかし長い間こうした配慮はなされませんでした。

色は少しだけ工夫すれば見分けやすくなります。色の名前は伝わらない、使えないということを常に意識してください。